院長からのご挨拶

院長 松井 聡

平素より、当院の診療・運営につきまして格別の御配慮をいただき、厚く御礼申し上げます。

南町田病院は、2024年10月に開院20周年を迎えます。これもひとえに、暖かく見守って下さった患者さん・そのご家族・周辺住民の方々・近隣の先生方のお陰と感謝しております。

2004年の開院以来、急性期医療(一般医療及び救急医療)を提供することで地域社会に貢献する、を理念として参りました。2014年には回復期リハビリテーション病棟を新設し、急性期治療後に継続可能な入院リハビリ機能を加えました。同年には東京都災害拠点病院の認定を受け、災害時(台風・地震・洪水・火災・テロなど)の医療救護活動において中心的な役割を担う病院としての機能も整備して参りました。

また2015年に血液透析室を立ち上げ、通院による透析治療のみならず透析治療が必要な内科系・外科系の様々な患者さんの入院治療も可能となりました。2020年からの新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に対し、東京都コロナ重点医療機関として、入院・外来でCOVID-19の診療を積極的に行いました。2024年3月までに、COVID-19による入院数は2000名、発熱外来受診者数は25000名にもなりました。新型コロナウイルス感染症は、2023年5月より感染症法5類に移行しましたが、発熱患者さんの対応を迅速に行うとともに、院内で感染が伝播しないように現在も心がけております。

腹腔鏡下手術・胸腔鏡下手術・内視鏡治療・カテーテル治療などの低侵襲治療を導入しながら、緊急症例を含めて外科・整形外科・脳神経外科・形成外科の手術を安全・確実に施行しています。乳腺診療については、検診・最新の乳房X線撮影装置および超音波検査を用いた精密検査により、乳癌の早期発見・外科的治療・化学療法で今後も貢献していきます。また、入院早期からリハビリテーションを行って社会復帰・在宅治療へ繋げるとともに、外来通院・訪問によるリハビリテーションも行っております。南町田ペンギン在宅診療所・南町田訪問看護ステーションペンギン・南町田介護支援センターペンギンと協力して、退院後の地域包括医療にも参画しております。加えて、救急科医師および救急救命士の拡充により、救急搬送された患者さんの受け入れから検査・専門各科への依頼・治療を適格に行い、多くの救急患者さんに対応できるように尚一層務めて参ります。

南町田病院は、環境や時代の変化に対応し、今後とも地域に必要とされている医療を継続して提供していく所存です。医療デジタル・トランスフォーメーション(DX)の推進により、医療の効率化・医療安全の確実な実践・医療の質の改善を図っていきます。その上で、人と人との繋がりを何よりも大切にし、患者さんおよび地域の方々に信頼され愛される病院を目指して参りたいと思います。

院長 松井 聡

私たちは、急性期、救急医療および
一般医療で地域社会に貢献します。

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