リハビリテーション科
急性期から回復期にかけて充実したリハビリを提供し、
仕事や社会への早期復帰を目指します。
骨折などの整形外科疾患や手術後のリハビリ、脳卒中後遺症のリハビリなどを中心に行なっています。
専門職による機能訓練を行なうだけでなく、可能な限り元の生活に戻れるように、また仕事や社会の場に復帰出来るように幅広い訓練を行なっています。病気や怪我で以前の状態に戻ることが困難でも、残った身体の機能を最大限に引き出し、その人らしく生活できるように援助します。
リハビリ専門スタッフ
立つ・歩く・寝る・起きるといった基本的動作における障害、筋力や持久力の低下、腕・足・関節の痛みなどを改善し、低下した能力の回復をお手伝いします。
日常生活の諸動作(食事・整容・更衣・入浴など)や、社会適応能力(地域活動や就労就学、趣味など)の改善を目的として、作業活動を用いて治療や訓練を行います。
言葉や聞こえ、認知などでコミュニケーションに支障がある方や、摂食・嚥下(えんげ/意味:飲み込み)が困難な方に対して、検査や指導、機能向上を目指した訓練を行います。
回復期リハビリテーション
病棟のご案内
回復期リハビリテーション病棟とは
脳血管疾患や骨折などの運動器疾患や、外科手術や内科疾患のため急性期で治療を受け、発症から1~2ヵ月後の症状が安定し始めた時期を『回復期』といいます。この『回復期』に、集中的なリハビリテーションを行うことで低下した機能を回復させ、自宅復帰・社会復帰を目指すために治療や訓練を行う病棟です。
回復期リハビリテーション病棟の特徴
- 365日リハビリテーション
- 365日リハビリテーションを提供できる体制を整えています。
- 自宅復帰を目指して
- 目標は入院以前の生活に戻ることです。外出や買い物、調理などの家事動作、趣味活動など、様々な訓練を行います。
- 活動的な入院生活
- 1日に最大3時間、専門のセラピストによるリハビリ訓練を行います。リハビリ以外の時間も、ベッドから離れてデイルームなどで過ごし、レクリエーションや作業活動などを行います。自宅復帰後の寝たきり予防になり、規則正しい生活リズムと健康な心身を取り戻します。
- 退院前訪問指導
- 退院前にスタッフがご自宅へ訪問し、自宅環境や構造に合わせたリハビリを行います。また、在宅生活の実現に向けて自宅の改修が必要な場合はご提案いたします。
- 退院後のサポート
- 在宅復帰後も、状態やご希望に応じて訪問リハビリを受けることができます。(※訪問地域が限られておりますので、お問い合わせください。)
回復期リハビリテーション病棟での取り組み
医師・看護師・ケアワーカー・理学療法士・作業療法士・言語聴覚士・社会福祉士・薬剤師・管理栄養士など多職種が連携し、リハビリテーションチームとして集中的かつ効果的な医療を提供します。入院中の患者様の生活や症状を常に共有し、状態に適した治療やリハビリを行います。
患者様やご家族と医療チームが定期的にカンファレンスを行い、退院に向けてサポートします。
1日に最大3時間、専門のセラピストによるリハビリ訓練を行います。リハビリ以外の時間も、ベッドから離れてデイルームなどで過ごし、レクリエーションや作業活動などを行います。自宅復帰後の寝たきり予防になり、規則正しい生活リズムと健康な心身を取り戻します。
リハビリは、患者様の状態に合わせて積極的に行っていきます。
入院中の生活動作(洗顔、着替え、移動、トイレ、入浴など)すべてがリハビリになります。
退院後の生活を想定して必要な動作を治療や訓練に取り入れ、リハビリ時間外でも自主的に行える訓練についてアドバイスやサポートをしています。
日中の時間帯で、アクティビティやレクリエーションを行います。また、患者様の状態に合わせた安全に行える自主トレーニングのアドバイスをします。
退院後の生活へのアドバイスや、転倒や脳梗塞などを再発防止するための指導を取り入れています。
入院・リハビリ・退院までの流れ
- 入院・リハビリ開始
- 医師を始めリハビリ病棟スタッフがチームで入院時に評価を行ない、患者様に適したリハビリ計画・生活目標を立てます。
- カンファレンス
- 医師・看護師・介護福祉士・リハビリスタッフ・社会福祉士、栄養士など他職種のスタッフが定期的に計画の効果を確認し、現状にあった最適なリハビリや生活動作の指導・支援を実施します。
- 家族(本人)面談
- カンファレンス情報を基に患者様の現在の状況・今後の見通し等を説明し、ご本人様・ご家族様のご希望を伺いながら今後の対応や方針を決定します。
- 退院準備
- 患者様個々の状況に合わせ家屋訪問や外出練習、ご家族様への介護方法指導等を行ない退院に向けての準備を整えます。
- 退 院
- 住み慣れた地域で安全に家庭復帰・社会復帰が出来るよう、必要性に応じ在宅サービスへと繋げます。
回復期リハビリテーション病棟の対象疾患
疾 患 | 入院までの日数 | 入院限定日数 | |
---|---|---|---|
1 | 脳血管疾患、脊髄損傷、頭部外傷、くも膜下出血のシャント術後、脳腫瘍、脳炎、急性脳症、脊髄炎、多発性神経炎、多発性硬化症、腕神経叢損傷等の発症後もしくは手術後、または義肢装着訓練を要する状態 | 発症または 手術後 2ヶ月以内 | 150日以内 |
高次脳機能障害を伴った重症脳血管障害、重度の頸髄損傷および頭部外傷を含む多部位外傷 | 180日以内 | ||
2 | 多肢の骨折、大腿骨、骨盤、脊椎、股関節もしくは膝関節または二肢以上の多発の骨折もしくは手術後 | 90日以内 | |
3 | 外科手術または肺炎等の治療時の安静により廃用症候群を有しており、手術後または発症後 | ||
4 | 大腿骨、骨盤、脊椎、股関節もしくは膝関節の神経、筋または靭帯損傷後 | 発症または 手術後 1ヶ月以内 | 60日以内 |
5 | 股関節または膝関節の置換術後の状態 | 90日以内 |
入院をご希望の方へ (入院までの流れ)
- 1
- 入院相談
電話受付
- 2
- 紹介状等の
書類提出
- 3
- ご家族
面談
- 4
- 入院に
ついての
ご連絡
- 5
- 入院日の
決定
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